看護師の転職を考えるきっかけとは?

看護師のためのクリニック転職のイロハ

私は病棟で3年働き、25歳でクリニックに転職。
その後は、派遣も合わせて8つのクリックを見てきた。

その経験を活かして、今回は「クリニックへの転職イロハ」を書いてみる。

ちなみに今回は「町のふつうのクリニック」について書く。
「有名な単科クリニック、最先端クリニック、有名ドクター」といったクリニックは、普通のクリニックとは違うため除く。


クリニックの仕事は?

たぶん想像の通り。

診療補助が中心。
問診、バイタル、検査の説明、治療補助、採血、注射、点滴。
心電図の測定、レントゲンの現像、洗浄、消毒、備品の発注。
もちろん業務はクリニックによって異なるが、上記ができれば大抵やっていける。

クリニックは「広く浅く」とよく言われているがちょっと違う。
「狭く浅く」が正解かなと。

基本的な業務がほとんどで、慣れてしまえば病棟のように勉強をすることは少ない。


クリニックのメリットは?

夜勤なし
重篤なし
急患なし(基本的には)

勤務時間が安定 → 生活リズムが安定 → 長く続けられる → 人生の安定

正月、GW、お盆に休める。
病棟時代のシフトの探り合いがない。


クリニックのデメリットは?

人が少ない。
急な休みが取りづらく、一人退職するとその影響が大きい。
自分が退職するときは病棟以上に気を遣う。

合わないクリニックは、戦力になる前に退職したほうがいい。
戦力になってしまったら、代わりの看護師が見つかるまで働くことになる。

人が少なく職場が狭いため、人間の相性の影響が大きい。
スタッフが1人入れ替わっただけで、雰囲気がガラリと変わることもある。
良くも悪くも。

給料が低め。


やっぱり給料は低い?

夜勤がない分、低くなる。

基本給はそんなに変わらない。
18万円~。

手当はクリニックによって差が出る。
手当で月数万円違うことも。
少しでも高い収入が欲しいなら、手当をシッカリ比較すること。


クリニックは昇給する?

院長次第。

上がらないクリニックは本当に全く上がらない。
上がっても月1000円とか。
ちゃんとした給与体系があるクリニックは極少数。


クリニック求人はどこで探す?

どこにでもある。
ハロワ、看護協会、求人サイト、求人誌、新聞、フリーペーパー。

ハロワや新聞、フリーペーパーで応募しているクリニックは、働いているスタッフの年齢層が高い。
(応募者の年齢が高いため)

同世代(20代~30代)が多い職場を探すなら、スマホで探せる求人サイトが良い。


危険なクリニックの特徴は?

・「当院は患者さまが第一です」
患者さんが第一ということは、スタッフはそれ以下。
もちろん表向きの宣伝文句ではあるが、本当にそうなる可能性は高くなる。
「患者さまのために」と大義名分をチラつかせ、無理難題を押し付けてくるクリニックはある。

・「家族のようなクリニックです」
濃い関係を求められる。

・「年間休日◯◯日」
120日以下はダメ。


休日数の目安は?

求人票を見る時の基準として。

最低で年間120日。
土日:年104日
祝日:年16日

できれば年間130日。
120日にお盆、年末年始を足して。

土曜出勤のクリニックは、フルタイム4日、半日2日で週5日にしている所もある。
これはかなり不便でマイナス点。
甘く見て入職すると後悔する。


福利厚生が良かったクリニックは?

宅配弁当支給(毎日)
ジュースやお菓子が経費で食べ放題
スタッフ同士の飲み会も経費(院長不参加でも)
交通費はどんなに近くても支給
子供手当を支給
マッサージチェア導入
仮眠部屋あり
半期ごとに映画チケットをくれる(2万円分)
または旅行券(2万円分)
お歳暮までくれる(すごい量の蟹w)
ボーナスも結構出る(2~3ヵ月分)

スタッフ思いの院長は「ちゃんと休めて、お給料に還元してくれ、福利厚生の充実したとこ」を実践してくれる。
こういった職場は長続きする(色んな面で働きやすい)


クリニックに求められる看護師は?

即戦力。
病棟経験が3年ほどあれば、たいていのクリニックで通用する。
基礎看護ができれば、それ以上を求められることは少ない。

ただし一部の院長からは「もっと勉強しろ」と口うるさく言われることも。
(そんな職場じゃないだろう…)


クリニックに向いている人

・以下に興味がない人
昇進
昇給
ガツガツした世界
女のマウント合戦
勉強
スキルアップ
患者さんと向き合う


・こんな環境の人
子育て中。無理がない範囲で働きたい
色々疲れている。ゆっくり余生を送りたい
のんびり屋さん。病棟の激しさについていけない
ほどほどに働き、ほどほどのお金が欲しい


コミュ力は必要?

必要だが、病棟とは違ったコミュ力となる。

患者さんとは、短時間の接触。
濃い関係を作るよりは、広く薄くアッサリした関係を作れる人は働きやすい。

スタッフとは、長時間の接触。
毎日同じメンバーで、濃い関係になりがち。


独身者だけどOK?

全然OK。

むしろ喜ばれる。
独身者は、時間の制約が少なく、シフトを変わってもらえるため。
いいように使われるが、その分大切にもされやすい。


男性看護師でも働ける?

難しい。
採用時に敬遠される。
やはり不利な面は多い。

男性は「患者さんから診療補助を断られる」ことがあるため、戦力としては不安定。
少人数で回すクリニックでは致命的。

男が入ると人間関係が激変することもある。
恋愛問題も出てくる。
たいてい不倫。
地域密着のクリニックほど、スキャンダルを嫌がる。

「院長が男を雇わないのは、ハーレム状態が崩れるからw」という噂も。なるほど。

ただし診療科を選べば男性看護師でも問題ない。
形成外科、リハビリ、透析などのクリニックでは男性看護師をチラホラ見かける。


ワーキングママ向けのクリニックは?

日中を通して働ける職場がオススメ。

逆に中抜きシフト(診療がない12:00~15:00は休憩など)は非効率。
そういったクリニックは、定時も遅くなるため、家庭が一番忙しい時間(17:00~19:00)も仕事になり、バタバタした余裕のない生活になる。
1日に2回も通勤があり移動時間が無駄。


看護スキルは上がらない?

病棟に比べて上がらない。
業務は基礎的なことがほとんど。
高度な看護は求められない。


クリニックで悩むことは?

業務としては、ほとんど悩まない。

クリニックの悩みはほぼ人間関係。
嫌な患者さん、スタッフの確執、院長の人柄。

特に院長と合わないと、かなり働きづらい。
遅かれ早かれ退職する人がほとんど。


まとめ

クリニックは、院長のカラーがモロに出る。
つまりは院長次第。

「給料を上げると調子に乗る」「有給を取らせると休むのが当たり前になる」といった院長もいるので要注意。
笑えるくらい酷い扱いを受ける。

逆に「良いスタッフを繋ぎとめておくには福利厚生が重要」といった院長もいる。
こういった良いクリニック巡り合えれば天国。
働きやすく本当に長続きする。

良いクリニックを探すなら、クリニックに強い求人サイトを使うこと。
今は「看護roo」が強いと言われている(10年ほど前はマイナビ)

看護rooの公式サイトへ→

まずは看護rooに登録して求人を探し、見つからなければハロワや看護協会も検討したらいい。
では。

転職を考えた時の体験談を聞かせてください。