看護師のお礼奉公中に転職した方いますか?【奨学金返済の相談】
ご相談
やまみっちーさん(20代・看護師)私は今お礼奉公中です。
でも転職を考えています。
理由は人間関係です。
主任からのパワハラがきつく、先輩達にも冷たくされています。
仕事は全然うまく行きません・・・。
退職を願い出ましたが「奨学金を一括返済することになる」と言われました。
今は「異動したら?」と引き留められています。
でもできれば退職したいです。
そこで相談なのですが。
お礼奉公中に転職した方はいますか?
どんな方法なのか教えてもらえると助かります。
私は貯金があまりなく、一括返済は難しそうです・・・。
回答
新見さん(25歳・看護師)こんにちわ。
お気持ちわかりますよー(T-T)
お礼奉公は奴隷制度ですよね・・・。
私は看護師1年目で転職しました。
しかもお礼奉公中に。
周りからは色々言われましたが、何とかなりました。
友達の中にも何人か辞めた看護師がいます。
当時は沢山調べたので、その解決法を7つほど書いてみます。
分割返済
一括返済ではなく、分割返済できないか交渉してみましょう。病院によっては応じてくれます。
パワハラが退職原因であれば証拠を残しておき、「労基に相談する」と言ってやれば可能性アップすると思います。
友人の一人はこの方法で分割返済が認められていました。
ただ私も真似してみましたが「うちは一括返済のみ!」と部長に叱られましたが・・・。
余計こじれました(T-T)
下手にお願いしまくるのも手だと思います。
または心療内科の診断書を交渉に使ってうまく行った友人もいます。
カードローンで借りる
看護師なら社会的な信用力があるので、お金を借りやすいです。200万円くらいなら無担保でも借りられます。
ただしカードローンになるので金利は高いです。
銀行系で、年利10%前後。
消費者金融で、年利15%前後。
例えば200万円を、36ヵ月返済で借りると。
金利10%なら、毎月6.5万円の返済です。
金利15%なら、毎月7.0万円です。
これならなんとかやっていけます。
まずはUFJとかみずほ銀行とか、大手銀行に行っていましょう。
アコムとかレイク(消費者金融)は、簡単に借りられますが金利が高いです。
注意点として。
街金は絶対にダメです(ウシジマくんみたいな)
違法な金利を取られます。
カードローンを利用するなら、銀行またはCMで見るような大手の消費者金融だけに絞ってください。
もう1つ注意点として、1回でも返済できない月があると、ブラックリストに乗ります。
今後一生、まともなローンを組めなくなります。
1日でも遅れると即ブラック入りなので要注意です。
親に借りる
親に借りられるなら、それがベストだと思います。心配はかけますが、背に腹は代えられません。
当てがある人は、カードローンよりも素直に親に頼りましょう。
友人の例を見ていると、なんだかんだこれが一番丸く収まっています。
カードローンは金利が高いですからね・・・。
先ほどの例で200万借りたら、総額250万の返済になります。
50万円も損します。
ばっくれる
悪手です・・・。奨学金は借金です。
契約書にサインもしているので、法的に逃れることはできません。
病院は、奨学金の契約書を、回収会社に売るでしょう。
プロの回収屋が家に来ることになります。
バックレた新人看護師の話を聞いたことがありますが、親が保証人になっており実家にも凸られたそうです。
修羅場だったそうで・・・。
恐ろしいです。
払える金額まで待つ
奨学金は徐々に減額されていきます。1年経てば、1/3。
2年経てば、2/3。
3年経てば、3/3みたいに。
一括返済できる時期まで、待つのも手です。
働いた分だけ減額され、その間に貯金も増やせますから。
友人はこのパターンが3人いました。
一番現実的です。
奨学金を肩代わりしてもらう
転職先の病院によっては、奨学金を一括返済してくれます。ただしチャラになるわけではなく、借金が転職先に移るだけです。
その返済方法は2パターンあります。
1.給料から天引き
2.新たなお礼奉公
個人的におすすめは「2.新たなお礼奉公」です。
一番お得です。
働いた分だけ借金が減っていきます。
リスク対策として、毎月貯金をしておきます。
一括返済できる金額を貯めておくのです。
これで万が一の退職に備えることができます。
「1.給料から天引き」もありですが、金利の無いカードローンみたいな感じです。
贅沢は言えませんが、どうせなら「2.新たなお礼奉公」で勝手に借金が減ったほうが、断然お得です。
私はどうしたか?
私は転職先に奨学金を肩代わりしてもらいました。「2.新たなお礼奉公」パターンでした。
転職して2年で借金が消滅しました。
晴れて綺麗な身分になった訳です(^^)
お礼奉公中の転職では、一番良いパターンだと思います。
しかしながら、デメリットとして。
肩代わりしてくれる病院が見つからない点です。
奨学金の肩代わりを公言している病院はありません。
看護学校を持っている大病院にケンカを売る行為ですし、私達のような看護師が殺到するでしょう。
過去にそうした病院もありましたが(千葉の某病院です)、問題が起きすぎて、公表しなくなりました。
じゃあどうするか?
私は病院に片っ端から電話をかけました。
しかし、病院側も警戒しています。
どこの馬の骨かもわからない人間に「肩代わりしますよ」とは絶対に言いません。
「そんな病院あるわけないでしょ?」と電話越しに何度も失笑されました。
結局行き着いたのは、担当者付きの転職サイトです。
担当者はプロの転職エージェントなので、肩代わりしてくれる病院を知っています。
それを紹介してもらった感じです。
「1.給料から天引き」「2.新たなお礼奉公」どちらのパターンにするかも調整してくれます。
私は運よく優秀な担当者さんに当たり、考えられる限りで最高の結果になりました。
奨学金を損なく返済できました。
待遇も相当アップしました。
二次新卒に力を入れている転職サイトがあるので、そうしたサービスを頼りましょう。
一番の近道です。
ちなみに私は、今も肩代わりしてくれた病院で働いています。
人間関係は抜群に良いです。
先輩、後輩共に仲良いです。
給料も大幅アップしました。
年収は500万円を超えています。
同世代の中でも上位に入るでしょう。
貯金は600万円を超えました(いやらしい話ですが目標1000万円が一番の楽しみです)
今なら自力返済も余裕でできます。
最後に
奨学金は何とでもなります。本気で動いてみてください。
100万、200万くらいの金はどうにでもなると分かるはずです。
そんなモノに人生を縛られて奴隷になるのは馬鹿げています。