看護師ですが疲れました。やる気起きません。しんどいです…【回答:簡単に変われます!】
ご相談
匿名希望さん(20代・看護師)仕事に疲れました…。
しんどいです…
皆さんはどうですか?
私はたまにこうした時期がきます。
生きるの辛いなぁ、しんどいなぁって時が。
何もやる気が起きません。
家に帰ってもぼーっとしてます。
ゴミ屋敷になりつつある…
勉強しなきゃいけないのに。
将来を考えなきゃいけないのに。
転職活動をしなきゃいけないのに。
はぁ…
つら…
回答
佐藤エリ(30代・看護師)どもども。
看護師は、本当にしんどいですよねー。
私はあと何十年働くんだろー、あー人間辞めたいなー、と思うことがありますw
生きるのは本当に大変です。
そういえば祖父が「良いことも悪いことも長続きしない」と言っていました。
今はそれがよく分かります。
波がありますよね。
私は無気力になる時期があって、何も手に付かなくなります。
面倒だなぁ~、やりたくないなぁ~、また今度やろう…と、なんでも先延ばしにしてしまいます。
それが積もり積もって、自分をどんどん嫌いになっていき。
私ってこんなに怠け者なんだ、できない奴なんだ、クズなんだ、みたいな。
自己否定しまくりです。
もちろん頑張っていた時期もありました。
ただ散々だった気がします。
上司から叱られ、患者さんに怒られ、同僚に影口を叩かれ。
誰も評価してくれないなー、って思ってました。
看護の仕事は好きなんですけどね。
でも時々嫌になる。
で、また好きになって、また嫌いになる。みたな。
日本人は真面目過ぎるんですかね。
仕事でこんなにも悩むなんて。
匿名さんは、軽いうつ傾向なのかもしれません。
もしそうなら認知行動に沿った対策が良いと思いますよ。
例えば、エネルギー消費を最小限にする対策です。
看護師の仕事は決断の連続です。
決断はとても多くのエネルギーを使います。
「決断疲れ」なんて言葉もあるくらいですから。
決断を少なく出来れば、エネルギー消費が抑えられ、楽になります。
その具体的な方法については、ちょっと私の話をしてみます。
私は小さいころから落ちこぼれでした。
運動神経が悪く、頭も悪く、手先も不器用、しかも音痴。
体も弱く病気がちで、毎日下痢をしていました。
すぐに体がだるくなるし、集中力も無いし、習い事も長続きしません。
こうやって書くと、かなりのダメ人間ですねw
同級生と比べても低スペックでした。
でも私がラッキーだったのは、そうした自分に早めに気が付いたことです。
自分を前に動かすには、コツがいるんだと知りました。
エネルギー消費を最小限に抑えた方が良いと。
その中心になるのが「習慣化」です。
人間は、無意識レベルで習慣に頼るそうです。
新しいことを始めるよりも、今までの習慣をそのまま使い続けます。
その方が楽だから。
考える必要もないし、決断も不要です。
これはつまり「人間は意識するよりも、無意識に行動するのが得意」という意味です。
何となく分かりますよね?
ということは、無意識に良い行動をするようになれば、人生楽に生きられるようになります。
私はこれでうまく行っています。
でも。
次に問題になるのが「じゃあどうしたら習慣化できる?」です。
ちょっとしたダイエットも長続きしない私ですから、なかなか難しい問題でした。
コツとしては「簡単なことから習慣化してみる」です。
例えば「耳を触ってください」と言われたら、ほとんどの人ができますよね。
簡単すぎて、逆に挫折するのが難しいくらいです。
習慣化もそれと同じです。
挫折するのが難しいほど、細分化して、それを続けることから始めればいいのです。
例えば私は、看護師3年目に転職を考えました。
でも「なんだか面倒くさいなぁ…」「また今度に…」と、先延ばししていたのです。
早く退職した方が良いのは、誰の目から見ても明らかだったのに。
それを「毎日1回、スマホの求人アプリを立ち上げる」といった感じで始めてみました。
アプリを立ち上げても、求人を見なくてもOK、ただ立ち上げるだけでもOK。
最初はこんなレベルの低い習慣化でした(^^;)
でもそれが定着しました。
トイレに入った時に毎回アプリを見るようになり、転職への興味も強くなっていきました。
次のステップとして、他人の力を借りることにしました。
転職債に登録し、担当者さんについてもらいました。
希望条件を登録しておけば、合致する求人が出ると、担当者さんが連絡してくれます。
誰かの目があれば、体は勝手に動いてくれます。
こんな感じで習慣化は、「挫折するのが難しい」というレベルまで落としてみるのがオススメです。
人間のやる気は、行動することで生まれてきます。
でもその行動は、キッカケが無いと生まれません。
例えば掃除は、一旦始めるとドンドンやりたくなりますが、スタートするのがとにかく大変ですよね。
そのキッカケとして小さな習慣化が良いと思うのです。
小さく始めて、少しずつ大きくしていけばいいのです。
勉強も同じです。
私は新しく学ぶとき、まずは小さく始めます。
1~2分で終わるように「参考書をパラパラめくるだけ」といった感じで。
次週は1ページだけ読む、次は2ページ、次は4ページみたいな。
行動を積みかさね、モチベーションを上げていく感じです。
これは認知行動療法のパクリですが、人間の性質を利用しているため、結構うまく行きます。
もしやらない日があっても気にしません。
自分を責めても、それに意味はないので。
もしできなければ、次週も同じ習慣をやってみて、それでもできなければ、前の習慣に戻してみる。
自分の様子を見ながら、前に進んだり、戻ったりを繰り返します。
こうしたルールを作っておきましょう。
そうしておけば「目標を達成できた、できなかった」を気にしなくて済みます。
あくまでも「ルール通りに動けたか?」を気にしておけばいいのです。
人間は、決められたルールがあれば、結構動けてしまいます。
真面目な日本人であればなおさら。
もちろん最初は「こんな少しじゃダメだ」「もっと行動しないと」「もっとやらなければ」といった焦りもあるかもしれません。
成長が見えづらいですからね。
でも大丈夫です。
1ヵ月、2ヵ月も経てば、勉強量は格段に増えているはずです。
成長は必ず実感できます。
それに不思議なことに、こうした習慣を身に着けると、仕事も生活も上手く周るようになります。
それは自信が付くからです。
ちゃんと毎日頑張ってる自分が大好きになってきます。
「前に向かって進んでいる素敵な看護師」と感じられるようになります。
でも焦りは禁物です。
これで調子を良くしてハードルを上げ過ぎると、挫折してまた以前に戻ってしまいます。
あくまでも「エネルギーは最小限に」です。
こんな感じで簡単な習慣化から始めていけば、いずれ大きな結果になります。
今は続けられる人が幸せになれる世の中です。
まずは小さな習慣を作ってみてください。
アプリを立ち上げるだけ
参考書を眺めるだけ
転職サイトの登録するだけ
まずは今日からできる行動を始めてみましょう。
あなたの1ヶ月後は絶対に変わるっているから。
(^^)